昭和な街の中華屋さんで呑もう!/ 高円寺「七面鳥」

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【高円寺「七面鳥」の巻】

 

ご無沙汰しております。

赤提灯担当のサワーです。

(本当はホッピー黒が大好きです)

 

少々、昭和な中華屋さんでの呑み話しにお付き合い下さい。

 

今ほどいろんな業態のお店やレストランが無かった昭和の頃。

家族で外食と言うと「街の中華屋さん」が定番だった。

ラーメン、炒飯、餃子、焼きそば、オムライス、などなど。

ご馳走だったんですよね。

 

そして、「街の中華屋さん」は親父たちのパラダイスでもあった。

仕事帰りの疲れを癒すために餃子で冷たいビールを一杯。

休みの日は精をつけようとレバニラ炒めで、

TVとスポーツ新聞を観ながらビールを一杯。

 

そんな街の中華屋さんで呑もうよ!

思いっ切り昭和な風情で、味も懐かしさ満点。

 

では、そんな中華屋さんの1軒

高円寺「七面鳥」をご紹介いたしましょう。

なんで「七面鳥」という店名なのかは不明ですが、

クリスマスとはまったく関係が無いことは確かなことです。

もちろん、メニューにも七面鳥はありません。

なんでも噂では、半世紀ほど前に新宿若松町に同名店があって、

そちらの暖簾分けなのだとか。

 

店内はコの字のカウンターに4人掛けのテーブル席が3つ。

カウンターが目黒のとんかつ店「とんき」のような見事な白木で、

古いながらも清潔感が漂っています。

 

年配のご夫婦と息子さんの3人で切り盛りしてらっしゃいます。

来店時も退店時も丁寧にご挨拶をしてくれて、

来店した人をとても気持ちよく居心地よくさせてくれます。

 

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なんとも昭和な香り漂うメニュー板です。

今どき安いですねぇ。

高円寺価格と言ってしまえば、そこまでなのでしょうが。

そして、よく見ると謎々なメニューが盛り沢山。

 

「湯めん」→「タンメン」です。

「いりそば」→「ソース焼きそば」でした。

「焼飯」→昔の言い方ですが「チャーハン」です。

「オムレツライス」→「オムライス」とは別物で「オムレツ」と「ライス」です。

(「オムライス」も名物メニューで存在します)

 

なかなか「むむむ」で楽しくなっちゃいます。

さて、飲み物(酒)は店の入口の左手にある冷蔵ケースから自分で取り出して、

同じく冷蔵ケースで冷やしてあるコップと一緒に

カウンターの自分の席に持っていくシステムなのです。

もちろん、ビール瓶の栓も冷蔵ケース横の台で抜いてきて下さいね。

 

さて、ビール瓶とコップを持って席に着いて、

お店の女将さんに「ビールもらいます」と申告すると、

まもなくお通しならぬ小鉢が2つやってきます。

ちょっとしたおつまみぐらい手がかかったものなのです。

これが、無料サービスなのだからビックリだ!

 

では、ある日のお通しをご紹介しましょう。

 

「ひろうずのとろみ餡」と「もやしキムチ」

「ひろうずのとろみ餡」と「もやしキムチ」

 

「山菜のマヨネーズあえ」と「さつまあげのとろみ餡」

「山菜のマヨネーズあえ」と「さつまあげのとろみ餡」

 

「里芋と大根とイカ煮」と「蒸し鳥サラダ」

「里芋と大根とイカ煮」と「蒸し鳥サラダ」

 

「キャベツとコーンと枝豆のタラコあえ」と「かぼちゃのフリット」

「キャベツとコーンと枝豆のタラコあえ」と「かぼちゃのフリット」

 

メニューはわたしが勝手に見て書いたものなので、

多少実際と違っている点もあるかとは思いますが。

 

とにかく、これだけで「晩酌」になっちゃう手作り感なのです。

 

これだけでも行ってみたくなっちゃうでしょ!

でも「七面鳥」は中華屋さん。

中華料理が主役なのですからね。

 

さて、ほど良く酔いがまわったところでメシにしましょうか。

 

「カツ丼」

「カツ丼」

 

個人的に一番のお気に入りは「カツ丼」です。

なんとも魅力的なビジュアルではないでしょうか。

カリッと揚げられた大ぶりのカツを卵でトロリととじられています。

中華のスープとかえしがベースの丼ツユですから味もしっかりついています。

丼は丼でもラーメン丼で出てくるのでヴォリュームも満点なのです。

 

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「天津丼」

 

こちらも大のお気に入りなんですよ。

具だくさんのフワフワ卵に甘酢餡でもケチャップ餡でもない、

スープをベースに生かした醤油餡がたっぷりかかっています。

あっという間に喰っちゃいますね。

 

「オムライス」

「オムライス」

 

「七面鳥」名物!ナンバー1の人気メニューです。

ドーンとパックマンのオバケのような巨大オムライスです。

卵は表面は硬めに、裏面(チキンライスと接する面)はトロ~リと焼かれています。

 

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中のチキンライスにも細かい炒り卵が入っていて丁寧に作られています。

ただのケチャップライスじゃない、というのが写真でお判りいただけると思います。

 

「カレーライス」

「カレーライス」

 

カレーライスと言ってあなどるなかれ!。

昭和な日本のカレーライスのふりをして、けっこうスパイシーで独特のルーです。

もちろん、「カツカレー」もご用意しておりますので、ガツン!と行きたい方はどーぞ。

 

「いりそば」

「いりそば」

 

先ほども書きましたが、謎の「いりそば」の正体は「ソース焼きそば」でした。

でもソースが不思議な味です。

ちょっと醤油っぽいような。

上から思いっ切りかけられていた黒胡椒が効いてます。

こいつをツマミにビールを呑むのも、結構はまりますよ。

 

中華定食も各種とり揃っております。

 

「木耳肉ライス(キクラゲと卵炒め定食)」

「木耳肉ライス(キクラゲと卵炒め定食)」

 

定食では一番二番を争う人気のメニューです。

大きなきくらげにタップリの豚バラ肉と卵を炒めてとろみを加えて仕上げてあります。

卵の絶妙な火加減ときくらげの食感が憎いはどに舌をシビレさせてくれます。

本当にご飯がよくススムメニューです。

 

「韮菜炒肉絲ライス(ニラと肉炒め定食)」

「韮菜炒肉絲ライス(ニラと肉炒め定食)」

 

中華屋さんの実力を知るとすれば、それは「炒めもの」が旨いかどうか。

野菜炒めと卵料理で判るってよく言われますよね。

短時間で野菜のシャキシャキ感が損なわれないうちに炒めて味をつける。

もちろんそれだけではないのですが、本当にこちらの炒めものは絶品です。

 

定食類は他にも、

「酢豚」「チンジャオルースー」「回鍋肉」「麻婆豆腐」「鳥の唐揚げ」「エビチリ」

などなど、各種定食が揃っておりますので飽きることはありません。

 

地元住民に人気のお店ですが「食べログ」などの口コミの影響で、

わざわざ遠くから訪ねてくる人も増えているようでとても繁盛しています。

 

こういう地元密着の個人経営店では、

みなさん憩いを求めて思い思いの過ごし方をされているお客が多いので、

あまり大人数で押しかけてワイワイ騒いで呑み喰いするのはやめて欲しいですよね。

 

あなたが子供のころに家族に連れて行ってもらった、家の近所の中華屋さん。

あなたが出先で腹を減らして飛び込んだ、見知らぬ街の中華屋さん。

 

あなたの記憶のひだや想い出の中に「七面鳥」はあるのかも知れません。

 

「七面鳥」(食べログ)http://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13062466/

記事:サワー

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2014-08-18 | Posted in 赤提灯ルポNo Comments » 

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